マイルチャンピオンシップ〜ジャイキリ〜
略してジャイキリ
スポーツなどの勝負事にて、格上相手から勝利をもぎ取ること。
最近でいえばラグビーW杯で
日本がアイルランドやスコットランドといった強豪国を撃破しネットのトレンドワードにもなっていましたね。
初めてこの言葉を聞いたときに思い浮かんだのは
カカシ先生の雷切(ライキリ)である。
これは僕だけじゃないはず。
また僕のお気にアーティスト内閣に入閣したBiSH大臣も
ジャイキリ曲をリリースしている。
このジャイキリ
いわゆる下克上といわれるもの。
僕は推奨馬を決めるときに
実力とオッズが乖離していないかということもだが
ジャイキリを炸裂できるかという視点も大切にしている。
そして今回のマイルチャンピオンシップ
ジャイキリ発動の可能性が非常に高い馬が待望のG1出走となる。
それが今回の推奨馬である👓フィアーノロマーノだ。
マイルG1で絶対買いフォルダに登録されている2頭。
遡ること6月の安田記念
この馬のスタンスは先行から早め押し切ること。
安田記念ではスタートをポンと出ることに成功。
前につけることができる絶好チャンス。
すると鞍上の北村友一は押すこともなく他の馬を行かせたのだ。
4番手以内のポジショニングが取れたはずなのに、気づけば9番手から。
東京は高速馬場であり、いかに内前を通るかが鍵となっていた。
枠的に内を通るのは難しくとも、前目での競馬は出来たはずであった。
レース後は馬場が合わず、坂道の前で使える脚がありませんでしたとトンチンカンな敗因説明をしていたが
その説明が受け入れられるほどの競馬をしていなかったのが事実。
この時北村友一にはフィアーノロマーノの過去のレース映像を全て見直してこいとお便りを速達で出したいと思ったほどである。
そんな絶好のチャンスを潰されたフィアーノロマーノ
5ヶ月の月日は経ち
ようやく鬼買いできる条件が整った。
今回は得意の右回りに舞台を移し
鞍上も北村ではなく藤岡康太を迎えての一戦だ。
藤岡康太といえば、10番人気のジョーカプチーノでNHKマイルCを制覇し
記憶に新しいのは高松宮記念の17番人気ショウナンアンセムを3着に持ってきたりするジャイキリマン
時に信じられない爆穴を持ってくるのがこの騎手の特徴である。
過去にもフィアーノロマーノに乗っているし北村なんかよりは全然マシである。
他のレースを見返してみる。
注目すべきはダービー卿のレース
前半1000m56.5秒とマルターズアポジーが繰り出す殺人ラップで前目につけて押し切ったのだ。
前が潰れるペースながら、4コーナーに差し掛かる前に仕掛けロングスパート
ペース読みが抜群のマイスタイル横山典弘ですら下げたほどのラップが刻まれたレースを押し切ることは中々見られない。
ロングスパートなら尚更である。
ハイペース=差し優勢
スローペース=前残り
という概念をぶっ壊したのが
この👓フィアーノロマーノである。
さらに一番キツイ競馬をした馬が
この時に負かした相手が
マイスタイル、プリモシーン、ダイアトニック、ギベオンであり、今回人気を背負う実績馬がいてハイレベル。
川田将雅も本当に良い内容で勝ち切ったと絶賛。
京都での走りはどうかというと、新馬戦は勝利。
渡月橋Sは出遅れ大外ぶん回しという絶望的状況から4着
上がり32.9秒と1位をマーク。
成績表示上1敗しているが敗因は特定されており、負けて強しの競馬をしている。
コース適性に関しては
1400mは1.0.0.2だが
1600mは4.0.0.2
右回りは6.0.0.2と
今回好条件へ一転するのもプラス。
調教も安田記念の時よりも良いのではないかという猛時計をマークしており、状態も絶好である。
休み明けも走れるので問題ない。
あとはレース展開だ。
グァンチャーレ・マイスタイルが絶好枠
この2頭が逃げたとしてその直後の番手を取るつもりで積極的に行っていただきたい。
インディチャンプや外から来るであろうダノンプレミアムは正直邪魔であるが
逃げ馬不在と言われるメンバーで前に行く馬は少ないはずで、揉まれることだけはNGであるこの馬にとってプラスである。
京都のCコース替わりの内前を走れることができればもちろん省エネで走ることができ、後半に繋ぐことが出来る。
何が良いっておそらくダノンやインディチャンプも上がってくるだろうしペースが上がるのだが、
ペースアップにも対応できるスタミナが備わっているということだ。
スローペースだとしても渡月橋Sなどで見せた末脚。
マイスタイルを不利な展開ながら負かしているという指標もあるのでここは捕まえられるのであればあとは後続を引き離すのみ。
福永祐一の緊急代打でワグネリアンに騎乗した時も負けられない一戦を前に映像を見直して研究したなんてことを言っていたし、フィアーノロマーノのレース映像からこの馬のベストな走りも考えてくれているはず。
これがバチッときまれば
藤岡康太料理長 お手製のジャイキリ丼が成功する。
現在14番人気という旨みの極み
ジャイキリ職人がどんなレースを見せてくれるか楽しみだ。
他にも気になっていたのは、
マイスタイル、カテドラル、クリノガウディーだ。
マイスタイルは先行力があり展開によってはクロコスミアする予感がするし、
カテドラルは前走猛烈推奨した馬だったが出遅れ終戦レースも伸びない内を通って4着まで追いついた。京都で乗れている武豊の鞍上替わりに期待。
クリノガウディーは朝日杯と被る。ゴッド・藤岡は京都が大得意。苦手な輸送もないので変わり身が期待されている。
ただやはり1番妙味があるのは
80倍〜90倍あるフィアーノロマーノだ。
単が突き刺されば買い目によっては
建築案件である。
ということで、以下が買い目
買い目