メガちゃんのお馬生活

〜人気の盲点を狙い撃つ〜

【平日更新】フェブラリーS〜出走馬全頭の見どころ紹介〜

 

2020年 初G1となるフェブラリーステークス

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これは一昨年の参戦のやつ

 

 

昨年は人気薄◎モーニンから勝負しましたが惜しくも4着

 

さて、今回は出走馬全頭の見どころ紹介

 

G1週の恒例企画となってきました。

 

競馬を始めたての人や

普段競馬をやらないんだけどフェブラリーS見に行くんだよね

 

なんてことがG1だとよく起こります。

 

普段から競馬をやる読者様はもちろん

初心者の方々にもよりG1を楽しんでもらうべく

どんな馬かを簡単に解説できたらなと思います。

 

 

また、調べてもなかなか記されていない穴党視点を

重点的に盛り込んでいきますので

参考にしてみてください。

 

 

それでは

 

レッツ!スターティン!!

 

 

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全頭診断(五十音順)

 

アルクトス/田辺 

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前走は盛岡での地方交流戦

サンライズノヴァ吉原の神騎乗に屈し2着であったが

ゴールドドリームに先着。

東京ダート1600mは4.0.0.0と好成績

ドリームキラリがレースを引っ張りミドル寄りで

先行勢にはきつい展開になりつつも

番手からきっちり差し込んでいたのは好材料

 

田辺が長い間この馬を大切に乗ってきており継続騎乗は〇である。

 

今回休み明けであるが調教の手応えは十分。

地力は上位なので外せない一頭。

 

 

 

インティ/武豊

 

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(ナオト・インティ ライミ)

 

 

 

昨年覇者のインティ

近走の実績は東海S3着

チャンピオンズカップ2着

みやこSはスマハマ、リアンヴェリテに挟まれ

鞍上もテン乗り丸出し騎乗で運の尽き

 

チャンピオンズカップは巻き返しを見せ3着

東海Sでは逃げ戦法ではなく番手での競馬で3着

 

 

 昨年のフェブラリーS覇者インティに

僕は2018年菊花賞の時に感じた同様の疑問を抱いていた。

 

誰もインティを突くことなく野放しにしてレースが進んだ

いわばノーダメージレースであったことは僕は忘れておらず

結果と内容が伴っていなかったのではないかと

頭の上にはクエスチョンマークが浮かんでいた。

 

 

「インティ!最強!」

 

 

世間が口を揃えてまくし立てている中

迎えた帝王賞は1番人気で見事に着外

 

 

周りは「嘘だろう。」

 

 

そんな空気が大井競馬場を包んだが

僕からしたら嘘偽りない当然の結果であった。

インティよりオメガやチュウワを推した理由の

根本はここにあった。

 

単騎でないと崩れやすい馬なんだ

 

この時確信した。

 

 

みやこSでは絡まれて完全にペースメイクは破綻し着外

チャンピオンズカップでは内枠を引き

単騎逃げに成功したがフェブラリーの時のようには楽ではなく

近距離で煽られながら追走され上手く立ち回れたが詰めが甘くなり

クリソベリル・ゴールドドリームの3着に終わった

 

 

このパターンを見ると明らかに絡まれると

危険な馬となることを忘れてはならない。

 

叩き2戦目+距離短縮+昨年制覇コース替わりで

買える材料は揃っているように見えるが

 他の馬に絡まれる危険などを含めて吟味することが必要だ。

 

この弱点が分かった以上2年連続で楽にレースをさせるわけがない。

素人の僕にでもわかる弱点をプロが見逃すか?

 

今年のフェブラリーSは昨年以上に厳しい戦いとなり

高いパフォーマンスが求められる。

 

 

 

 

 


キングズガード /秋山

 

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みやこSではハイペースに鬼脚がドはまり

前走東海Sも上がり最速で9歳という年齢にも、関わらず強烈な末脚は健在である

しかし東京1600mは苦手な部類でありどこまで克服できるか…

 

 

 

 

ケイティブレイブ /長岡

 

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(ケイティ・ペリー)

 

 

 

前走は不良馬場のためノーカウント

展開も向きそうで狙おうと思っていたが

鞍上が長岡騎手でG1で力を発揮できるかが疑問。

1〜2年調教パートナーとして跨ってきた長岡騎手。

人馬相性は良いといえ、大舞台経験がないのが痛い。

 

番手に控えてから早めに仕掛けてくるだろう。

とにかく前につけて粘り込み戦法

 

気持ち馬場は水分を含んだ方が良さそうな。

 

 

 

 


サンライズノヴァ/松山 

 

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キングズガード・カフジテイクなどに並ぶ

 

”THE 追い込み馬”

 

そんなイメージが強いのがこのサンライズノヴァであるが

前走武蔵野Sは先行策を選択。

結果は5着であったが差しが決まる展開にも関わらず

通過順2番手で競馬をした結果であるので

非常に価値のある5着であったと考える。

 

鞍上は2020年キテいる男 松山こうへい

人気薄がなんのその。

今年はコルテジアをはじめ

この松山君にお世話になりっぱなしだ。

今は完全にゾーンに入っており

馬の力を最大限に引き出すことができている。

 

前走負けているようで負けていないノヴァと

絶好調の騎手松山が

掛け合わされており

穴党の鼻息も荒くなるようなマッチング

 

本番に期待は高まる。

 

 

 

 

タイムフライヤー/S.フォーリー

 

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フェブラリーSの同舞台となる武蔵野Sでワンダーリーデルの2着

昨年3着のユラノトと同厩舎。

マツダクニヒデ厩舎が2年連続で穴を開けることになるか?

 

芝からダートへ転向して5走目

直線の末脚は健在で東京コースで持ち出せれば

十分通用するとみてよいだろう。

チャンピオンズカップも直線詰まっていたし不完全燃焼

走り抜けられるコース取りさえすれば突き抜ける。

 

 


デルマルーヴル /M.デムーロ 

 

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(ルーヴル美術館)

 

 

明け4歳世代。ワイドファラオなどと同世代となる。

最近は路線は違うが地方重賞を中心に成績を残している一頭。

東京1600mの戦績はヒヤシンスSの出遅れからの3着1度のみ。

この時の1着馬はオーヴァルエース。この馬は素質馬で

この馬こそ昨年現地で来年のG1で買おうと心に決めていたが

ケガにて離脱し、未だ復帰の目途がなし。

そんな馬に負けてしまったがオーヴァルエースが走る馬とふむと

相手が悪かったという評価になる。

 

それを証明するかのように

デルマルーヴルはその後UAEダービー4着

ジャパンダートダービー2着

レパードS2着、白山大賞典2着、浦和記念4着、名古屋GP1着、川崎記念3着

大崩れはなくクリソベリルと0.6秒差などを演じている。

復調したミルコを背に挑む中央初G1

持ち前の捲ってからの持久力戦に持ち込めると入着も考えられる。

 

 


ノンコノユメ/真島 

 

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2年前の覇者。地方移転するも実力は衰えていない。

帝王賞も東京大賞典もこの馬が突っ込んできて

沢山のユメを見させてもらった。

 

 

昨年は前残りの展開に加えスタートで大出遅れ。

地方重賞の時のノンコノユメは出遅れ癖が改善されているが

昨年は出遅れた。

これにはからくりがあり、地方重賞の時は「尾持ち」を実施

これはゲートに入っても馬の尾を持ち

ゲートに集中させるという手段であるが

中央重賞ではこの尾持ちが禁止

スタートが課題である。

今回の馬場は乾燥したパサパサのパワー馬場

この馬場は2年前のフェブラリーSの時の馬場と似ている

スタートクリアし、ペースさえ流れれば

まだまだ通用する一頭である。

 

 

 

 


ミッキーワイルド /北村友

 

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前走根岸S。抜け出すも伸びを欠いた結果に。

いかにも休み明けといった止まり方をしていた。

今回はパフォーマンスは上がるだろう。

 

課題は距離適性。

東京1600mは1.1.0.0であるものの格下相手のレース

差しが届いてなかったり前が垂れたり。

最後の直線後半で失速しているように見えるのは気のせいか?

ラップを見ると後半3F12秒台後半のタイムも出ている。

主戦は1400m。フェブラリーSはスピードが必要なレースであることから短距離特有のスピードが吉と出るか。

 

 

 

ミューチャリー /御神本

 

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地方から参戦。ワイドファラオと同年代。

 

 (この二人 同い年らしい)

 

交流戦ではJDDでクリソベリルの0.6秒差

これはデルマルーブルと同タイム

前回川崎記念は先行策。

チュウワに捲られ厳しくなったが

ケイティブレイブがバテる馬場で粘りこんでいたのは好評価。

 

地方組は中央馬に対し素質の差というものがある。

だからこそ結果より内容であり

悔いなくやることはやるという競馬をする傾向にある。

もし今回陣営もそのつもりであるなら

逃げ・先行し積極的にインティに競りかけるだろう。

 

この馬がカギを握ることになる。

 

 

 


モジアナフレイバー /繁田 

 

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地方の新星モジアナフレイバー

この馬はここ最近の地方馬とは違った地力の高さを見せている。

東京大賞典もオメガの0.6秒差。

大外を回した分差が出たという内容でゴールドドリームを差した地力の高さは評価。

ノンコノユメとともに中央重賞で活躍してきたが

今回中央の競馬場に移る。

東京1600mは芝スタートになるのでテンのスピードに対応できるかが鍵となる。

 

フェブラリーS後は、海外への遠征が決まっている。

ここで好内容の競馬が求められる。

 

 


モズアスコット /C.ルメール

 

競馬界の大谷翔平と呼ばれた根岸S

 

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芝では安田記念を制覇。

ダートでも重賞を制しフェブラリーSに乗り込む。

間隔が短めであるが安田記念は連闘で挑み勝ち切った。

ローテには問題ないだろう。

 

ただ根岸Sこそ運よくリカバリーできたが出遅れは痛い。

スタート後の馬群がまとまる形なら良いが

リカバリーできない展開となると怖い。

流れも早くなり追走に負担がかかることも覚えておこう。

 

 

 


ワイドファラオ/福永 

 

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「1400mは短い」

 

陣営はそう口にしていた。

 

適性距離が1600mと分かったこの馬の巻き返しは必至。

前走は1400mのスピード感に負かされてしまったが距離延長はプラスに働く。

前がキツくなるレースだったので先行5着なら得意舞台替わりに期待がかかるし、

前でじっくりと構えられるのが魅力で前にポジションを取れてスローペースとなれば立ち回り次第で去年のユラノトと化する。

 

 

 

 

ワンダーリーデル /横山典弘

 

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前哨戦の根岸Sは8着と敗れたものの

東京1600mは武蔵野Sを制しており得意条件替わりとなる。

鞍上横山典弘も根岸Sはやりたいことやったと内容には満足しているようだ。

 

昨年は150連敗の柴田大知を背に先行して敗れた。

今年に入り脚質を差しに変え鞍上もノリさんを起用。

これがドンズバにハマり武蔵野Sを制覇。

この時の単勝を買っていて大変お世話になった。

 

追い込みが効く良馬場は向いているし

昨年とは違い馬も鞍上の質も上がったことで

今回リベンジに臨む。

 

 

 

ヴェンジェンス/幸 


遅咲きのサラブレッド

 

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お酒はぬるめの燗がいい〜
馬場は渋った方がいい〜

 

 

と八代亜紀も言いながらも


良馬場でのみやこSは差し切り
宣言通り東海Sもインティを差した。

 

そしてこの馬は捲りがとても冴える。

外から回して加速したら減速せずに突っ走ることができる。

先行組が一気に煽られペースもグッと上がるため前で競馬する馬にとっては厄介な存在。

道中ロスなく運び広い東京コースを生かせるような競馬が出来ると良い。

 

コーナー形態上、中京は外回しの3.4列目以降は伸びを欠く。

チャンピオンズCは外4〜5列目を回していた。

なのに内を通った馬を抜かしているわけだから末脚は抜群で

これで左回りが苦手だと結論付けるのはどうか?

(そしてそのもうひと列外に出ていたとある馬が狙えたり狙えなかったり…己の目で確認してみてください)

 

 

今回は捲りの効く東京競馬場で条件一転するし、ホッコータルマエなどを扱った幸英明の豪腕がこの馬を勝利に導く。

 

 

 

 以上16頭の出走

なんとなくイメージはついたでしょうか。

これらの情報が予想に役立てていただけたら幸いです。

 

 

枠順は今日発表。ちなみに枠は外枠有利となります。

 

個人的にはドリームキラリが展開の鍵を握ると想定していたので除外になったのが残念でした。

 

 

最終結論は日曜朝までにアップする予定なので

チェックお願いします。

 

以上、フェブラリーS 出走馬全頭の見どころ紹介でした!