メガちゃんのお馬生活

〜人気の盲点を狙い撃つ〜

高松宮記念❹〜点ではなく線でみる〜

怒涛の週中予想も第4弾。
今週は色々なニュースが飛び込んできました。


モズカッチャンの引退が今日発表されました。

牝馬ながら牡馬相手に闘い抜いてきた一頭が引退というと少し寂しいですね。
最後に和田騎手に乗り替わってこれからという時でしたから尚更。
繁殖牝馬としての活躍に期待です。



そして高松宮記念を制したキングヘイローが死すというニュースも。
https://youtu.be/7PoNbuwP8ts

自分自身キングヘイローの走りをリアルタイムで見れていない人なので、こういう映像でしか知ることが出来ないが、一時代を築いた馬の走りを見てみたかったものだ。

血は絶えない。血統は引き継がれている。

だからこそ、その血を引き継いだ馬達が父を超える瞬間をいつか見てみたい。

緑のメンコ。不屈の塊。安らかに。





ということで、週中予想に戻りたいと思います。

今回はローテと陣営の思惑について触れていきたいと思います。

陣営の思惑というのは、いわゆるそのレースにおいての勝負度合いといったもの。

穴党をやるにあたり、このファクターは非常に重要である。

直近で言えば、ディキシーナイト。

あとは、ダイメイフジ。

あれは適正云々より、とにかく陣営の思惑を理由として推奨していました。



「特にG1は点でなく、線で予想しろ」

なんていう格言を1年〜2年前にネットで目にしてから、ローテの大切さを学びました。



じゃ今回はG1なんでどの陣営も本気モードですね!!なんて言いたいところであるが、



高松宮記念に出るのが目的の陣営(前哨戦の賞金目当て)

高松宮記念で勝つことが目的の陣営

高松宮記念を叩きとして次の更なる大きい舞台へのステップとして走らせる目的の陣営
(正直今回これに該当する馬はいないと思われる。)
(この手の思惑はアーモンドアイのような海外を見据えている常勝馬にありがち)


同じ高松宮記念に出る馬の陣営の思惑は様々なのである。




高松宮記念を勝ちに来ているなと感じた馬の一部
以下5頭をご紹介します。



アレスバローズ
ダノンスマッシュ
ミスターメロディ
レッツゴードンキ
ロジクライ



この中で良い例がアレスバローズなので、ここだけ詳しく書いていきます。

アレスバローズは、2度目のG1挑戦。
元々はキタサンブラックより馬体が出来上がっていて、素質馬として期待されていた。
マイル路線からスプリント路線へ変更してから徐々にであるが素質を開花させた。
そしてCBC賞を勝ち、北九州記念も勝ち。
いざ、スプリンターズSへ!!!


しかし、その時事件は起きたのだ。


なんとスプリンターズSに向けた追い切りで、
あろうことか菱田Jが寝坊をこいてしまったのだ。

追い切りに向かい、謝罪をするも、角田調教師はご立腹。

そこで菱田Jに言い渡されたのは、スプリンターズSの鞍上変更である。
馬主サイドは、主戦菱田とアレスバローズが最高に手が合っていると手応えもつかんでいた。2.1.2.4という戦績にもあるようにとにかく菱田の時は走る。

菱田も人間だ。寝坊だっていくらでもある。
スプリンターズS本番で汚名返上してくれよ!

馬主サイドはこのようなスタンスだったが、

鬼・角田調教師は違う。
名前通りツノの生えた鬼。

その馬主サイドすらも一蹴し乗り替わりを命じた。
相当許せなかったのだろう。
気の緩みのあるジョッキーを乗せたところで勝てないといったところなのか。

こうして菱田は干されたのである。
ネットでアレスバローズと検索すると、アレスバローズ 寝坊と出てきてしまうくらい有名な話。

そしてスプリンターズSはゴッド藤岡に託されたが、雨にも泣かされ完敗。

そんな過去があり、今回高松宮記念に挑む。
もしあなたがアレスバローズの陣営だったらどんな気持ちで臨みますか?

そう、リベンジに燃えているわけですよ。
干された菱田の後継人を任されたのは、ユウガカワダである。
中京は1.1.0.0の成績で、中京のCBC賞を勝った時も乗っていたのは菱田ではなく、このユウガカワダなのだ。
前走のシルクロードSから鞍上も強化して、外厩にも出して調教を重ね、シルクロードSをひと叩きし、ここに臨む。
そしてBコース替わりの今週の中京競馬場は雨が降らずパンパンの良馬場。週末も晴れ予報。


スプリンターズSから、高松宮記念までの流れを説明したのだが。
これが点で予想ではなく、線で予想するということで。

これだけ入念な準備が成されて、本番もアレスバローズ日和が予想される中で、想定21.8倍の7番人気なのですよ。

点で予想してたら、スプリンターズSでG1では通じないなんて決めつけられたり主戦からの乗り替わりという印を見ただけで人気が落ちに落ちるわけですよ。

しかし、これまでの過程を見るとめちゃくちゃ買いなのだ。馬柱には乗らない過程を予想に盛り込むとこうも簡単に穴馬が見つかるのだ。




あとは、ミスターメロディなんかもずぅぅぅっと前から「G1勝利を目指してうんたらかんたら」と事あるごとにインタビューで調教師は口にしてきた。本当にミスメロでG1を獲りたいと力が入っているのが伝わってきている。
適正距離を見極めた上でスプリントG1に参戦してくるのだから、勝算あってのことだろう。
個人的には前走で僕のグリッグリの本命馬であったタイムトリップやリョーノテソーロを斜行で塞いだのだから、ここであの時の借りは返して頂きたい(笑)


ダノンスマッシュは、外厩調整し態勢を整えている。
あとは、実力もそうであるが、ここまで乗り替わりを命じることなく乗せ続けてきてくれた馬主や調教師に恩返しが出来るか。
北村友一。男をみせる時がやってきた。


ロジクライもアレスバローズに似ていて、ジュエラーにクビ差勝ちを収めたりし、素質は見込まれていたものの、怪我に悩まされてきた。
しかし、怪我明けから脚元に負担をかけすぎず、ローテにも気を遣ってきた。
いよいよ素質が試される一戦で、ルメールを確保。
怪我明けから調整を重ねてきて、ようやくたどり着いた。
マイルからの距離短縮を辿ってきており、このローテからも、狙ってきているのが分かる。


レッツゴードンキは、もうそろそろ引退であろう。
昨年も2着で惜敗。
陣営としては、桜花賞以来のG1タイトルが欲しいところで、フェブラリーステークスの選択もあったが、こちらを選択してきた。
やはり芝に勝算があるのだろう。そして陣営が引退させずに現役にこだわり続ける意志も強い。
去年以上のパフォーマンスが出来るかが疑問であるが、ここを勝てなかったら引退といってもおかしくはない状況であるので、メイチで仕上げて来るだろう。




なんだかんだ長くなってしまいましたが、こんな感じです。


明日は枠順発表ですね。
いよいよ予想も大詰めです。

また次回!