メガちゃんのお馬生活

〜人気の盲点を狙い撃つ〜

【コラム】穴馬発掘のコツ〜👓マークをつける時に考えていること〜

平成の中央競馬は今週の三日間開催でおしまい。
平成のうちにもう1発爆穴を炸裂させたいところである。



僕の炸裂馬券にいつもいるのが👓マーク馬。
例え3着以内に来なくとも、いずれも善戦することが多く、人気以上に走ることが多い。




大大大前提で、来ない人気薄の馬は穴馬ではありません。
3着以内に入る可能性がある人気薄の馬が穴馬である。

これが僕の穴馬定義です。


今回はどうやって👓マーク馬を選定しているかを書きたいと思います。


👓マークを付ける条件
❶距離・コース・騎手・枠替わり
❷レースレベル・展開の見極め
❸馬場傾向
❹近走の騎乗ミスと不利
❺実力と人気の乖離


以上の4つが大きなポイントとなります。
個人的には❺はデータ云々ではなく、主観が入るので自身の感覚が重要となるのですが、これを研ぎ澄ませると、全てのデータの見方が変わります。
僕はこれで変わりました。


❶❷❸❹を掛け合わせた上での❺といった感じなので、この4つが全て大切なポイントとなります。


それでは早速解説をしたいと思います。

❶距離・コース・騎手・枠替わり

馬にはベスト距離・コース・枠があり、そして手の合う騎手が存在する。

最近の競馬サイトは便利で以上のデータが一目瞭然。
まずは馬が力を出し切れる状況であるかを見極める必要がある。

良い例がアーリントンCイベリス

👓イベリスは、G2フィリーズレビュー4着馬だがめたく
脚色が鈍って差されたわけではなく、周りの末脚が凄すぎて差されてしまったようなものなので、距離も平気。
陣営もマイルに対応出来るように調教内容を調整したようで。
以前阪神で勝った時と同じ浜中Jで一発を狙う。

ブログでは上記の紹介であった。
レースの振り返りをした時に、1400m戦を差されたのでマイルは無理という世間の勝手な評価で人気落ち。
しかしよくよく見てみれば周りの末脚が凄すぎただけで、
差され方をみれば距離延長も大丈夫。
ベストかどうかはまだ確定ではないが、1400mベストという決めつけを疑ったところが馬券の勝因だった。
馬柱を遡れば同じコースで好走していて、騎手もその時に勝利した浜中騎手

距離、コース、騎手のポイントが噛み合い馬の能力が全て引き出され炸裂した。

枠に関しては、内から外、外から内に替わったときに激走することがある。
ダートとかでいえば、内枠で砂を被るとやる気をなくしてしまう馬が外枠スタートで激走するパターンや、

外枠だと行きたがってしまうので前に馬を前において壁を作ってレースを進めたい馬が内枠に入ったりするパターン

あとは力が少し足りないと感じたときに内枠に入るパターン(内より外の方が走る距離が変わる為)

これらのパターンも好走に繋がる。






❷レースレベル・展開の見極め
過去に走ってきたレースがどういったレースだったか評価することも大切。
例えば高いレベルのレースでそこそこ走った馬もしくは凡走した馬が、次走のレースで巻き返すことも多々ある。
よくG1走った馬が格下のレースに出ると人気を落とすのは当たり前の現象なのだが、格下のレースを走っているのに人気が上がらない馬がいたりもするのだ。

あとは、展開面でいうと、前が残ったレースでちゃっかり掲示板内の差し馬や、差し優勢で逃げ粘った馬など。
状況は劣勢だったレースを好走した馬も評価する。

上記二つに関しては、阪神牝馬Sのミッキーチャームは良い例。
ミッキーチャームは前走の中山牝馬Sを大敗したのだが、休み明け+ハンデ重い+差し優勢という条件が重なり最下位。
この最下位という結果が世間様に響いたのか、阪神牝馬では、4番人気となる。
斤量減、ひと叩き、前残り馬場という大敗した時とは真反対の条件に好転し、勝利条件が揃っていたのにも関わらず11.7倍は狙わないとならない。
こういう人気落ちが1番美味しい。

そしてここでラッキーライラックカンタービレ、レッドオルガの1.2.3番人気がぶっ飛んでくれました。

アーモンドアイと善戦しているラッキーライラックだが、ミッキーチャームもアーモンドアイとあれだけの接戦を繰り広げたレースレベルというのも考えると買えますね。
ラッキーライラックはあの馬場でいつものように前につけず後ろに下げてしまったのが敗因。

この視点もあって、アマルフィコーストとミッキーチャームの馬連ガッポリゲット。






❸馬場傾向(芝)
最近この要素を非常に重要視している。
大きく2つあって、
⑴内伸びー外伸び
⑵早時計ー遅時計

である。

⑴内伸びー外伸びについて。

競馬は1開催に4〜5週行われることが多い。
スタートした1週目と最終週まで1日12レースを2日間、それを4〜5週すればダートと芝を半々にしたとしても50レースはすることになる。
レースを重ねるにつれて荒れてくるのだ。

レースは内側で行われることが基本なので内側から荒れてくる。最終週につれて内側が伸びなくなり、外伸びが目立つようになる。
しかし1つ注意したいのはJRAもその荒れた馬場を放ってはおかない。
コース替わりという形でAコースから始まり、Bコース、Cコースと仮柵を外にずらすことで、内が綺麗な馬場になる。
馬場を直すのではなく、荒れていないコースに替えるのがこのコース変更。
これにより、急に内側がまた伸びたりもするので、先週と今週使われるコースが何コースなのかは把握した方が良い。
また、コース変更しても最後の直線にかけてはコース変更されないので、前半の行き足に関係するのがコース変更の特徴である。


⑵早時計ー遅時計について。

開催週のピカピカの馬場は走りやすいので時計が早い。
いわゆる高速馬場・高速決着というやつだ。
高速決着になる場合は、持ち時計をみる。
持ち時計というのは現段階でのその馬のMAXを表しており、早い時計で走りきれる馬ほど高速馬場で好走できる。

また、足に負担が無い分、温存して走れるので、前残りが起こりやすい。

高松宮記念でアレスバローズを狙ったのはこの視点。
残念ながらダノンスマッシュに邪魔されてしまい残念な結果に終わってしまったが、あれさえなければミスターメロディに太刀打ち出来たと思う。


またその反対で馬場が荒れるとペースを作る馬逃げ先行馬は負担が多く、中団や差し馬のように温存する馬が好走しやすい。
また、道悪適性のある馬も狙える。

イレギュラーで、中山など馬場が固すぎると足元負担がかかってしまうので、エアレーションを施行する。
エアレーションは馬場のクッション性が上がり少し緩くなる。
その為、エアレーションをかけた馬場はゆるいので差し優勢となることもあるので注意。


以上の馬場適性も踏まえて考えると、たまにびっくらこく馬が飛んでくることがあります。



追記
ダートになるとまた変わってきます。
ダートは稍重や重の方が馬場は固まっているので、時計が早くなり、
良馬場や、不良といった砂が深く掘れてしまう状況では時計がかかります。

ダートはコース替わりとかはないので、その週その週の傾向を見ていく必要があります。






❹近走の騎乗ミスと不利

騎手がミスをしてしまったり、他の馬に妨害を受けたりすることもレースにはある。
その不利によってどれだけレース結果に影響したかを考える。
例えば、ウェスタールンドの武蔵野S

何を思ったか、前について行ったと思えば、メイショウウタゲと向正面でぶつかっているし、
最終コーナー向いたら、先に行かせたインカンテーションに壁を作られて外に出せない状況に。

前半その間に馬群に取り付かないで、後ろに控えていたサンライズノヴァや、クイーンズサターンが広々とコースどりをし、突き抜けていくなんていうレースでした。

何故のウェスタールンドが詰まって
内枠のサンライズノヴァとクインズサターンが詰まらず突き抜けているのか…

といった騎乗ミス。
この時のオドノヒューは本当やってくれました。
あとはブラストワンピースの大阪杯菊花賞も酷すぎました。
わざわざどん詰まりしたり、大外ぶん回したり、届かない位置から追い出しを始めるなど、騎乗ミスにも色々ある。なかなか馬柱には書かれないことなので、レースを見返すことによって得られる情報だが、とても、重要な情報である。

不利に関しては、
阪急杯のタイムトリップとリョーノテソーロ。
有馬記念のサクラアンプルール
マイルCSディサイファなど。
前が塞がったり、ぶつけられたり、レイホーロマンスのように落馬に巻き込まれかけたこともある。
表沙汰にならなくても、実は不利を受けていたなんてこともパトロールビデオを観ると分かるので見てみることをオススメする。








❺実力と人気の乖離

さあ、最後のまとめです。
❶❷❸❹のポイントを踏まえて❺になります。

これは、簡単に言うと、
強いのに人気を落としている。
着順ほど負けていないのに人気を落としている。
といったこと。

そして❶〜❹の条件に当てはまっているのに人気を落としていたらその馬に👓マークを打つということをしています。


これを踏まえれば、
イベリスだって、ミッキーチャームだって、アマルフィコーストだって、ウェスタールンドだって自信を持って買えるのです。

❶〜❹を踏まえて、馬柱や普段のレースの見方も変わるし、穴馬に根拠をもった予想印を打つことが出来ます。
根拠のない人気薄の馬は買わないので、無駄に点数が増えたりもしないし、少ない点数で高回収できるようになります。

「当たるときは少ない点数で当たる」という持論があるのですが、まさにこのブログの結論に当たる部分になります。




以上、穴馬発掘のコツということで、書かせていただきました。
少しでもお役立て頂けると嬉しいです!!



質問などあれば答えられる範囲でお答えさせて頂きますのでコメントなどでどうぞ!