メガちゃんのお馬生活

〜人気の盲点を狙い撃つ〜

天皇賞・春〜復活劇〜


GWに突入しました。
出掛ける方もいれば、家でゆっくりされる方もいるでしょう。僕は休日に予定を入れることはあまりなく、テレビを眺めて休みを潰してしまうことがあるのですが、明日の過ごし方が僕みたいになってしまいそうなら、
このブログを読んだ上で、15時からフジテレビで放映されるフジテレビ競馬で、天皇賞・春を見て欲しいなと思います。




平成最後のG1となる天皇賞・春



このブログを書き始めたのが2週間前なので少し古いネタになってしまったが、平成最後にしてスポーツ界で、とある復活劇が取り上げられていた。


それは、アメリカのプロ選手ゴルファー、タイガーウッズのマスターズ優勝である。

彼は、怪我の悪化に伴い腰の手術でゴルフから離れる時期があったり、プライベートでは不倫報道や警察沙汰といった、数々のスキャンダルに心身ともにドン底まで落ちてしまった。
世界ランキングも1位から1199位になる程の落ちっぷり。

しかし、タイガーウッズは終わらなかった。
つい先日、
自身14年ぶりのマスターズ Vをキメるのである。

全米では史上最高の復活劇と報じられ、栄光への凱旋ともいわれた。

タイガーウッズの復活劇に関してはかなり直近の話で、せっかく平成が終わり令和に移り変わるのであれば、
平成というくくりで振り返ってみる。



振り返ってみると、個人的に印象深いのは

WBC イチロー復活劇」である。

競馬界でいえばオグリキャップの復活劇も凄い印象深いが、リアルタイムで見ることができていない。


やはり自分が生きた平成で1番印象深い復活劇を残したのはイチローであった。



2009年 ワールドベースボールクラシック
このWBC決勝の舞台で韓国との対戦

当時、高校生だった自分。
WBCは、どんな手を使ってでもリアルタイム観戦にこだわっていた。
テレビやガラケーワンセグを使いつつ、毎試合釘付けになって見ていた。


予選からイチローは嘘かのように全く打てない。
世界を代表するメジャーリーガーであるイチローは、世間からバッシングを受けるほどに。

しかし、原監督はイチローを使い続けた。

そして、チームメンバーもイチローを励まし続けた。
イチローが孤立しないよう選手達が練習の時に、イチローと同じようにユニフォームのズボンの裾を捲り上げて、イチロースタイルに。


後日談で、この時のような周りからの支えもあり、イチローは不振である期間を乗り越えることが出来たという。



決勝では最終回、日本が1点リードした場面で、ダルビッシュが抑えとして出てきたが、あろうことかダルビッシュダルビッシュしてしまい日本は同点に並ばれるのである。

同点のまま延長戦へ。

ランナー2.3塁で打席にはイチロー




イチローはとにかくファールで粘り続ける。

くさい球はカットしろ。と、僕も小学生の時に野球をやっていたのだが、死ぬほど言われ続けてきた。

手に汗握るとはこういう事をいうのかと感じたのも覚えている。

そして、イチローに投じた8球目



「打ったああああああああああ!!!!!」


一攫千金のタイムリーヒットとはこのことか。


イチローはこの場面でタイムリーヒットを打つのである。


前半苦しみに苦しんでいたイチローが、最後に全てをかっさらっていったのだ。


日本中は興奮の渦。


イチローの神がかったヒットもあり、日本はこの試合に勝ちWBC2連覇を果たすのである。




このように平成という時代には様々な復活劇というものが存在するのだ。

復活劇の裏側には、周囲からの支えがあり、それに応えて結果を残す姿は本人自身は勿論、周りで支えた人、そして時には日本中を感動に包み込むのだ。





さて、ここからが本題。




天皇賞





平成最後のG1にして復活劇を起こそうとしている男がいる。





その男こそが、三浦皇成だ。



彼はデビュー当初から勝ち星を重ね、

武豊が持っていた新人年間最多勝記録を更新した。

天才武豊を凌ぐとも言われ、将来を有望視されていた矢先。


2016年に落馬により大怪我を負う。

肋骨9本および骨盤の骨折
肺と副腎も損傷するという重傷

文で読んでも悶絶してしまいそうになりそうな怪我。

ここから1年の休養に入る。

休養中は妻ほしのあきを始め周囲が三浦皇成を支えた。


三浦皇成自身も騎手業に戻る為に苦痛に耐えリハビリを続ける。



ドキュメンタリー番組でも取り上げられていたし、その期間は壮絶そのもの。




そして、1年の休養期間を経て、三浦皇成は落馬した札幌競馬場でスピード復帰を果たし、また騎手として再スタートを切った。






復帰後はG1制覇を目指すも、

フェブラリーSインカンテーション3着
高松宮記念でナックビーナスで3着
天皇賞春でクリンチャーで3着


武豊二世と呼ばれた三浦皇成は、惜しい成績が続くも、未だG1未勝利。






そして、この度 平成最後のG1を迎えた。




時代が変わる前に、やり残したことがある。



G1で勝利することだ。



最近の三浦皇成は、テン乗りが目立つ。
いわば代打の切り札。

思い返せば、昨年の天皇賞春も武豊の騎乗停止による緊急代打。
結果クリンチャーを3着に導いた。
乗り替わりにしては良くやってくれ陣営からしたら万々歳である。



そして、凱旋門賞武豊に依頼していたものの、今回は前哨戦である日経賞から再び三浦皇成に手綱は託されたのだ。
つまりは、天皇賞本番は代打でなく、三浦で行く。
三浦で勝ってもらうために、準備を進めよう。
こういう意図から乗り替わっている。
本番を見据えた上での乗り替わりである。


その前哨戦である日経賞では、


これらの写真は日経賞のレースのパトロールである。
丸がクリンチャー。


ひとつ大きなポイントがある。

そう、それはコースどりである。

レースは大外からスタートし、いつもなら内に付けていくところを、外をずっと回し続けているのである。

最後の直線だけ外に出すというケースは良くあることなのだが、この場合は違う。




常に外を回しているのだ。





長距離戦では少しでも距離ロスをなくせるよう、内に進路をとる事が有利と言われている中で、クリンチャーは外を走り続けた。



そして最後は流しているのである。



これらのことから何が言いたいかというと、全て本番に向けた準備レースだったということ。これぞ前哨戦という、レースだった。

本番の天皇賞は3200mに対し、日経賞は2500m。
外を回し続けたのは距離延長に向けたコースどり。
位置取りも本番を想定し中団前目につけ、4〜5番手に出てから抜け出す。

そして昨年の敗因はレインボーラインシュヴァルグランがハマったのもあるが、抜け出しからの決め手が甘くなったこと。
これを受け、後半は流しが入ったものの、中山の坂を36.0秒で駆け上がっているので、後半に脚を残して決め手勝負を想定したレース運びになっている。

最後は流しているのは、ああ、勝てないダメだ〜の諦め流しではなく、試走完了。あとは余力を残してのゴールである。
 厩舎側は、「気持ちが途切れていないか、そこだけが気掛かりでした。だから前走は前を意識せず折り合い重視で。4コーナーではオッと思いましたね。最近の中では一番中身のあるレースでした」とのこと。




この日経賞のレースを見たときに、1ヶ月後の天皇賞での本命打ちを決心した。





点ではなく線で予想する。



このブログを読んで頂いてる方はよく知っているであろう言葉ですね。




入念に準備された前哨戦の日経賞
昨年の天皇賞春では3着。
京都競馬場京都記念も勝っている。
京都は傾向として高速馬場で前残り。
凱旋門帰りジンクスや前哨戦の目立った結果がなく、人気を落としてノーマーク。
今年は継続騎乗で挑む。
三浦皇成 平成最後のG1初制覇を狙う大一番



華やかなデビューを飾るものの、落馬事故で心身ともにどん底を味わってきた男が、復帰してG1を制覇し、苦節をともに乗り越えてきてくれた全ての人に感謝をし、恩返しをする。



そして、三浦皇成による涙の勝利騎手インタビューと、クリンチャー のG1制覇。

おそらくこれが実現したら間違いなく涙するだろう。



三浦皇成は平成最後のチャンスを
人一倍強い思いでモノにしようとしているはずだ。



準備と条件は全て整った。
さあ、クリンチャー、三浦皇成
悲願のG1初制覇を飾ろうではないか。



◎👓クリンチャー
○エタリオウ
▲グローリーヴェイズ
△パフォーマプロミス
△ロードヴァンドール
△フィエールマン
△リッジマン
👓カフジプリンス

抑え)ヴォージュ、メイショウテッコン、ユーキャンスマイル、チェスナットコート




展開は、大逃げ宣言したヴォージュ、メイショウテッコン、ロードヴァンドール、の逃げ性質

先行勢には、グローリーヴェイズ、パフォーマプロミス、クリンチャー


前目が多い。
大逃げ宣言ヴォージュがいて、その後を多くの逃げ先行が追うとなると、長距離でのスタミナ戦になる。

実力は菊花賞組が有力視されているが、今回の天皇賞菊花賞の反対の展開になるのではないかと思う。

何故ならレースを、作る先行勢にスタミナ自慢のメンツが揃っているからだ。

菊花賞はジェネラレウーノが田辺の血迷い騎乗により異例のドスローペース。

今回はおそらく、こんな展開にはならない。
瞬発力勝負わや望む馬が少ないからだ。



そして、もう一つポイントが馬場である。
今週の京都は週中にまとまった雨が降り、金曜昼の時点で含水量も10%程度。12%くらいから稍重

なので、稍重寄りの良馬場。
雨は降っていないものの、パンパンの良馬場ではないかと。
しかし、また京都開催も序盤であり、芝の痛みもほぼないことから、内前有利は続く。

こうなると一見良馬場だが、渋っている馬場なのが今の京都。

軽い馬場を求める馬は途中でバテるだろう。
ましてや、後方に待機させてしまうとスタミナ軍団に届かず負けてしまうこともある。
ましてや内前有利ならばより先行馬も残りやすいはず。



こうなるとやはり買いたいのは前有利スタミナ求められるレースに向く◎クリンチャー 。
そして、菊花賞組から○エタリオウや▲グローリーヴェイズ。コースどりを見ても少なくともフィエールマンに逆転するチャンスがある。

良馬場での開催を望んでいた△パフォーマプロミスは、有馬記念で過剰に期待されていたが馬場悪く凡走。期待を裏切られた時の次走は人気落ちするポイント、得意舞台に替わるが妙味十分。

△ロードヴァンドールはタフな馬場で流れる展開でシャケトラに食らいついた。
あの馬場であのペースで走れたことはスタミナ証明に繋がる。外枠が痛恨だが、チャンスはある。

△フィエールマンが人気しており、地力はあるが、真反対のレース展開に耐えられるか?
スタミナ戦には分が悪いかもしれない?

△リッジマンは、人気落としすぎている。馬場が向かなかった分もあり、良馬場替わりで内から差し伸びを期待。

👓カフジプリンスは、ロングスパート合戦なら持ってこいのスタミナマン。展開はスタミナ合戦になると踏んでいるので、そうなればこの馬も買い。



買目

クリンチャー 単勝 ぶっこみ
馬連 ◎ー○▲👓の馬連3点 ぶっこみ
ワイド◎ー印・抑え 流し


3連複フォーメーション 21点

3連単 マルチ 18点


正直、馬連・ワイドは総流しでも良いと思います。


あと、おまけ。
東京メインに出走するカレンブーケドールの単勝は買っておきます。4倍は美味しい。


クイーンCの時の予想が以下。

レンブーケドール
今日の共同通信杯1着のダノンキングリーと新馬戦で戦い秒差なしの2着。
強い相手とやってきただけに、ここは侮れない。
上がりが使えかつ先行できるこの馬は好位からスパートをかけることができる。
アドマイヤマーズにもペースメイクという敗因があったものの、2歳王者に1馬身つけて勝った馬場で走れるのだからここは頭できてもおかしくない。

クイーンC後のコメントで、本格化はもう一つ先、距離が少し長いほうが良いということで、
1600m→1800mの距離変更。
鞍上津村で人気落ちしてるなら美味しすぎる。
オークス出走権の為にも負けられない。