日本ダービー〜父から子へ託された想い〜
今日は日本ダービー。
おーまいごしゅ
◎ブラストワンピースが、壁を作られ負けたのを目の当たりにして早1年。
今年もやってきました日本ダービー。
この一年、色々あったが、こうして日本ダービーを迎えることができた。この上なく幸せである。
去年は福永祐一がダービー初制覇。
今年はどんなドラマが待っているのか。
今のところ人気で読み解く力関係は
サートゥルナーリア
ダノンキングリー、ヴェロックス
世間的にはサートゥル1強に立ち向かうダノンとヴェロックスといったところ。
まぁ普通に考えたらこの3頭。
普通に考えたらね。
おそらくこの三頭の買目がガッチガチに買われるだろう。
しかし競馬には絶対の文字はない。
あまりにも世間が3頭と決めつけすぎている。
では、この三頭に付け入る隙はあるのか?
そこを検証してみよう。
まずは、サートゥルナーリア
思えば2歳時の追い切りでクリアザトラックを置き去りにしていた怪物。
年末のホープフルSのWIN5は迷わずサートゥル1点で突破したりもし
よくよく考えたらかなり馬券的にお世話になっている馬。
今回の不安要素を強いて、強いてあげるとしたら、
・不利を受ける
・マークされる
・折り合い
・鞍上替わり
・詰めたローテーション
・輸送失敗
・コース替わり
くらいか。
ただこの条件が1つでもというのではなく、何個も重なって初めて馬券外になるかどうかレベル。
ましてや、枠も絶好。
ダノンキングリーもヴェロックスも徹底的にマークするだろう。
前走も直線決戦だったが、ダノンキングリーは荒れた内を走り、馬体をぶつけられたヴェロックス達は、クビ差であれば長い直線での逆転も無くはない。
乗り替わりのダービー成績は0.9.9.9.165と33年間で一度も勝ちがないことや、
普段はゆとりを持って組んだローテも今回は皐月賞から詰めての参戦で状態はどうか。
次にダノンキングリー。
距離不安が囁かれるものの、気性面は成長を遂げているようで、距離さえ持てば持ち前の末脚を発揮するには絶好舞台。
不安要素といえば、距離の他に鞍上というところもあるが、その戸崎総帥も何かを掴んだのかG1では善戦を続けている。
関西G1では空気だったが、今年は天皇賞春で2着。
何かが違う。得意の関東であれば、今まで以上の渾身騎乗も見られるはず。
最後にヴェロックス。
この馬の不安要素は、上積み。
前走は相当整えてきたが敗戦。
今回も調教は良いので状態は悪くない。前走も審議ランプ点灯するは不利を受けながらも伸びていたし。
鞍上の川田Jはお祓いをオススメするレベルに不利を受けまくっていて、今回こそは運も味方するか?
皐月賞に関してはサートゥルナーリアが1番外を回してきているので強いのだが、実は最内も荒れていて内を避けて通る馬が多い中で内から突っ込んだダノンキングリーも僕は評価すべきだと思う。
馬場について触れておくと、
今週からCコース替わり。
また馬場傾向は前残りに戻る。
よくよく考えれば去年の波乱も前残り決着。
そして土曜競馬も前残りが目立った。
有力馬が前につけた場合、末脚で対抗できるのは、ほんの2〜3頭だ。
よっぽどキレがないと太刀打ちできない。
ラップも高速馬場となれば、逃げる馬から離されないようペースも上がりやすい。
ある程度のラップを踏みつつ最後に脚を使える差し馬、もしくはキレ脚が無いにしても早いラップを落とさずに踏み続けられる馬なんていうのが好走につながる。
というわけで印をドン
◎リオンリオン
○サートゥルナーリア
▲ダノンキングリー
▲ヴェロックス
△シュヴァルツリーゼ
△サトノルークス
△ロジャーバローズ
👓クラージュゲリエ
僕はマイスタイルを手厚く買っていた過去もあり、この手の馬は買いなのだ。
しかし、横山典弘が騎乗停止。
そこで白羽の矢が立ったのが、息子 横山武史である。
コネだのなんだの言われているが、息子 武史は、今年の第1回の小倉や新潟のリーディングジョッキー。
1.2年目は父を超える勝利数。
今年3年目は今の現時点でほぼ並ぶような形となっている。
「やってやりますよ! 逃げてアッと言わせてやります」
気合も十分。
この乗り替わりに、父 横山典弘も、
「乗ってない年は悔しさとかもあるけど、今回は違う。この感情は言葉では表しきれないんだ。(鞍上決定の)話を聞いたときは涙が出そうになった。こんな時代に向こうからチャンスをくれた。息子まで世話になって本当にありがたい。まず無事に、全力の競馬をしてほしい。親だもん。リオンリオンには違うところで恩返ししたい。騎乗停止だけど、競馬場には来るよ。全力で応援させてもらう。」
こうして父から子へ、バトンが渡されたのだ。
この想いに馬場も味方している。
前残り中の前残り。
リオンリオンがハナを切って逃げ、逃走劇を演じる。
○サートゥルナーリアをマークする周りの馬は、のらりくらり。
直線向いて、さて、そろそろ本気出すか!
学生時代の夏休みによく聞いていた「そろそろ本気を出す」という流行語がここでも聞かれる。
あれもこれもやってない。
まさにワニとシャンプー状態。
このワニシャン状態が直線で起きたらもらったも同然。
焦って仕掛けどころをミスり伸びきらない有力馬や、焦りを他所にしれーっと上がってくる人気薄馬もいる。
リオンリオンめがけての追い越し合戦こそが今年のダービー。
となると、先行馬と中団からスーパー速い末脚を発揮できる馬も抑えないとね。
そして👓クラージュゲリエも今回の逆転の目 筆頭格。
気性が幼く折り合いに欠いてしまうものの、皐月賞からの数週で精神的成長が見られ落ち着いた状態でレースに迎えるのが今回が初めてらしい。
着差は上位3頭に離されるも折り合いとポジショニング次第では逆転の可能性がある。
サートゥルナーリア、ダノンキングリー、ヴェロックス
上位3頭に逆転しうる可能性があるリオンリオンとクラージュゲリエが相手本線。
僕の予想内容を反映して、1番現実的な馬券は
○サートゥルナーリアの馬単マルチ
ですね。
これで35点。
リオンリオン3着以内なら万々歳。
以上!