天皇賞・秋〜秋の大金星〜
昨年の天皇賞・秋のブログのサブタイトルは
〜勝つのはスワーヴリチャードではない〜
であり、1番人気のスワーヴリチャードを軽視した。
(結果スワーヴリチャードは10着に終わる)
これを機に僕はこの「メガちゃんのお馬生活」というブログを開設した。
このブログの始まりといっても過言ではないレース。
丸々1年間を締めくくる良いブログにしたいなと思います。
アーモンドアイ
サートゥルナーリア
この2強と言われている今回の天皇賞・秋
この2強に割って入ることのできる馬はいるのか分析してみたい。
まずはアーモンドアイ
アーモンドアイがG1で敗れたのは東京1600mの安田記念
この時の考えられる敗因
・海外帰りの無理矢理ローテ
・外枠ロス
・スタート不利
・距離短縮
不利は受けたけれども、終いの脚は堅実。
前半1000mは57秒台と速いペース
この時ペースメイクしたのがアエロリットだ。
またジャパンCでは持ち前の末脚が鈍った。
キセキの緩みのないペースで足を多少使わされたか。
この時は3-2-2-2番手追走。
以上のことからアーモンドアイの能力が発揮しにくい展開は
・前半1000mが50秒台後半になること、
・その際の追走が前であること
次にサートゥルナーリア
敗れたのは日本ダービー
・入れ込んでおり消耗
・スタート出遅れ
・前残り馬場での後方追走
今回の天皇賞は豪華メンバーであり、かなりの集客が見込まれている。
今年のダービー並みに観客がいるとなると落ち着かない環境に対して気性を荒くしてしまうリスクもある。
集中力が欠けた状態ではいつもの能力を発揮しにくい。
日本ダービーはリオンリオンの爆逃げによりペースも上がった。
レーンの位置取りも出遅れた為守りに入った感もあり、万が一今回出遅れたら前目の位置につけてくるだろう。
また、前走を見ると分かる通り瞬発力戦であればスーパー強い。
これはアーモンドアイ同様ペースが落ち着くようなことがあればこの二頭の末脚が炸裂するはずだ。
以上のことからサートゥルナーリアは
・出遅れリスクあり
・ただ瞬発力戦にはもってこいの能力
であることが分かる。
よってこの二頭の力が存分に発揮されない展開は、
タフな東京競馬場を舞台にした「消耗戦」であることだ。
両馬とも負けている時は出遅れやら不利やらが発生しているが、能力の割に巻き返せていない展開となっている。
それでは今回どんな展開になるのかを考えてみよう。
逃げるのはおそらくアエロリット
この馬はアーモンドアイを負かした際にペースメイクしていたのはこの馬。
前半58秒台で駆け抜けられるとかなり締まった展開となる。
位置はルメール はサートゥルナーリアを前に置いて差し切るイメージでということを言っていた。
サートゥルの後ろをアーモンドアイがつける。
末脚魅力なのとペースを考えると、いつもよりは後ろでの競馬となる。無理に追走すると消耗戦の餌食になる為だ。
馬場は良馬場での開催となるが、乾き切ったというより多少渋った馬場になる為、良馬場にしては時計がかかるかもしれない。
よりスタミナのいる馬場になるということだ。
あとは、以上の観点から好走馬を導き出す。
アーモンドアイやサートゥルナーリアと好走パターンが似ていたりする馬ではなく、
能力差が詰まっていてかつ、あの2頭が苦手とする展開を得意とする馬でないと切り込むことができない。
よって導き出された今回の推奨馬は、
👓スワーヴリチャード
今回はこの馬で勝負をしようと思う。
スワーヴリチャードは瞬発力戦でも太刀打ちが出来る33秒台の末脚を使うことができている。
ここに決め手が存在する。
まず、この決め手が残り200mの武器になる。
次にスタミナについてだ。
去年の大阪杯を振り返って欲しいのだが、
あまりのスローペースに向正面で捲って先頭に立ち、なんと、そのまま押し切ってしまうというスタミナ無尽蔵走り。
こんな捲りを見せたにも関わらず上がりも34.1秒の3位であった。
上がって後半のピッチも落とさずそのまま走り抜けたことが分かる。
今回、この無尽蔵スタミナと決め手の末脚が非常に重要である。
アエロリットがハイペースでラップを刻む。
馬場も多少渋ると時計は少なからずかかる。
スワーヴリチャードはこのアエロリットのラップについていくことができる。
枠の点でもロスがないし、スタミナが備わっている。
直線を向いても尚そのスタミナは健在。
坂を登り残り200mの時点でアーモンドアイとサートゥルナーリアとのリードがどれだけあるかが鍵であるが、
この200mの中で一気に追い込みをかけるとスワーヴリチャードの末脚が炸裂する。
前について行っても最後に脚を使えるのがスワーヴリチャードの真骨頂。
アーモンドアイ達は少なからず得意でないレース展開において120%の力は出せないだろうし、ここに付け入る隙がある。
今回の天皇賞はスタミナ戦を潜り抜けて坂を登り切ったところに1番の見どころがあるのだ。
鞍上は横山典弘。
馬の力を引き出すには申し分ない。
そしてあっと言わせる奇策も打ってくるかもしれない。
個人的にこの枠なら逃げてしまうのではないかとも思っているほどだ。
昨年の天皇賞は、THE 不完全燃焼
マカヒキに寄られてしまい体勢を崩す形になってしまった。
元々左回りでは敵無しと言われていた。
左回りであればドバイでも3着を取れるほど。
得意の東京舞台で戦えるのは大きくプラスである。
また気性もこの年になり落ち着いたという。
入れ込んでしまったり集中力が途切れにくくなったのも魅力。
昨年の記事とは打って変わった本命馬となった。
スワーヴリチャードはこの1年で間違いなく成長をしているし、展開が向くことや、昨年軽視した理由としていた部分も改善された為、今回躊躇なく印を打った。
相手は最強馬と呼び声高い2頭だが、一瞬の隙というものを突くことが出来れば逆転もある。
競馬に絶対はない。
明日はスワーヴリチャードに託そうでないか。
◎スワーヴリチャード
○アーモンドアイ
▲アエロリット
買い目(現段階)
👓スワーヴリチャード 単勝
◎ー○ 馬連
◎→○→▲ 3連単