高松宮記念～静寂の決戦～
無観客で行われるG1高松宮記念
大阪杯や桜花賞なども控えているがこれがどこまで続くのか。
平日更新が出来なかった分
今回は仕様変更しております
色々な角度から高松宮記念を見ていきます。
Ⅰ ドバイ中止がもたらした影響
ドバイ競争がコロナの影響で中止になった
ルメールは気合入れて1週前の騎乗をキャンセルし海を渡ったが
なんと知らされたのはドバイ中止
そして帰国するも海外渡航者扱いで
2週間の隔離待機
この二週間で情勢は180度変わった
このルメールが大阪杯まで乗れないのも
波乱演出の鍵となるだろう
また、福永、川田、デムーロは
事前に渡航をやめた
これぞ間一髪
「セーーーフッ」と思っているころだろう
ダノンスマッシュは三浦皇成の代打を取りやめ主戦川田へ乗り替わり
タワーオブロンドンはヒューイットソンの予定から中京の鬼 福永を確保
思ってもいなかった出来事に陣営もニヤリ
Ⅱ 道場破り
高松宮記念は短距離王決定戦
スプリント界の精鋭が集まるのだが
今回の高松宮記念はスプリント界だけでなく
マイル路線組も多く参戦する。
「たのも～～～」とスプリント界の門を叩いたのは
ステルヴィオ
ダイアトニック
グルーヴィット
グランアレグリア
クリノガウディー
モズアスコット
ノームコア
以上６頭である
マイルとスプリントでは距離は勿論であるが
ラップ構成が変わる
スプリントはスピード決戦なので息の入るタイミングが掴みにくい
マイル戦の中間地点800ｍという距離は
スプリント戦の1200ｍの３分の２を占めるものである
マイル戦の時のように脚をじっくり溜めてなんていう競馬をすると
末脚を炸裂させる前にレースが終わってしまう
秘密のまま終わる秘密兵器こそ無意味なものはない
そうならないためにもマイル戦で前傾ラップを踏んで好走した馬や
反応が良く勝負所でしっかりと末脚を炸裂されるマイラーなら
スプリントで通用しても良いのではないか。
Ⅲ 今年の中京開催は一味違う
ここ数年は２回開催の６日目に行われる高松宮記念だが
今年は京都競馬場の改修工事に伴い日程が変わっている
今回は１回開催の８日目となる
馬場が渋っているのは確かだが
１回目の開催だが８日目ともなると馬場も渋り始め
軽い馬場でなく力のいる馬場となる。
またBコースで行われることには変更はないため
インを立ち回る馬は有利となる。
Ⅳ 過去の傾向と今日の傾向＋天候と馬場
過去の高松宮記念は上がりがかかっており
近年上がり最速をマークし勝利したのはロードカナロアのみ
スプリント戦と聞くと上がり最速を出せる馬に注目しがちだが
ここで求められるのは持久力である
枠に関してもBコースで行われるようになってからは圧倒的内枠有利
外枠とされる6.7.8枠は過去４年で0-0-0-32
また内を狙いすぎるのも良くない
１枠の成績は0-0-0-8
ロードカナロアが高松宮記念で３着となった時も
１枠であった
窮屈になってしまい位置取りも取りにくくなる
近年の勝ち馬は4～6番手で通過した馬であり
逃げでも追い込みでもダメ
先行・番手
差し馬は中断までにつけられると有利である
今日の傾向は先行有利
人気薄も先行策で穴を開けていた
イン追走から直線外に持ち出して
馬場の中央を走った馬の好走が目立った
稍重で開催されたが日曜の天気も午前中は雨が降りやすいため道悪での競馬となる
Ⅴ 因縁
昨年は待ちに待った高速馬場で
アレスバローズに本命印
しかし北村友一のダノンスマッシュに妨害されてしまい
最後の伸びを欠いてしまった
個人的に悔しかったレース5選に入り
あれさえなければ内からミスメロと伏せて突き抜けていたと今でも思う
あの時も川田は北村友一に妨害され
つい最近もダイアトニック北村が
フィアーノロマーノを妨害
ユーウーイーチー！！！！！！
無観客で行われた阪神競馬場に響いたのは川田将雅の怒号
ピッキーーンと来てしまったのだろう
もはや川田将雅の天敵は北村友一である
巡り合わせというものもあり
今回も北村友一と川田将雅はご近所枠に入る
1年前に北村が乗っていたダノンスマッシュは
今回川田将雅が跨る。
この乗り替わりがどう出るか。
Ⅵ 印と買い目
👓グルーヴィット
◎ダノンスマッシュ
〇セイウンコウセイ
▲クリノガウディー
爆穴 ノームコア
今回の推奨馬は
👓グルーヴィット
ショウナンアンセムが大穴を開けた⑦番を引き当てたのがこの馬
中京成績1.1.0.0
時計のかかる道悪をこなした。
前回リズムよく走ることが出来なかったことを敗因として挙げたが
その対策として今回からブリンカーを着用する
圧倒的中京巧者であり、敗因がなくなるのであれば
今回変わり身が期待できる
また、鞍上岩田のインで構えて捌いてくる競馬
イン突きの岩田が発動されれば持ち前の持久力で上位に食い込む
モズ・グラン・ナックがいるなら前がかなり引っ張られそう
そうなると番手、少なくとも中団前で構えているのが絶好位であり前が垂れてきたところを捌くだろう
中心とするのはダノンスマッシュ、セイウンコウセイである
ダノンスマッシュは昨年リベンジ
左回り成績が振るわないものの
昨年は４着で今年の方がパフォーマンスを上げそう
川田将雅もすんなり前につけられそうで
北村も前走の様子だと前につけたいはずだが
併走になった際北村は手綱を引き
川田とは関わらないよう追走するだろう
セイウンコウセイはまだまだ現役バリバリである
３年前の覇者であるが衰えは全く見られず
なんなら状態は上向き
持久戦での先行力はピカイチ
波乱の立役者となる
クリノガウディーは、左回り適性が高く
堅実に末脚をつかっている
グルーヴィットを追い詰め道悪適性もある
マイルからの参戦だが
持久力のあるこの馬はペースが速まっても対応できる
人気馬は買っても抑え程度
タワーオブロンドンは中京マスター福永は心強いものの
過去には絶対的人気馬ビッグアーサーを凡走させてしまうこともある。
テン乗りでこの気難しい馬を操ることが出来るか
グランアレグリアはスピードで押し切られたら仕方ないが一筋縄ではいかないのでは？
1番面白いのはノームコア
高速馬場の方が得意だが、末脚は強烈でハイペースでもついていけるタイプ。
大外＋マイルからの参戦で人気落ちしているが、腐ってもG1馬
買い目
(掲載直後に△勢は全切りしました。スッキリ予想に更新)
👓グルーヴィット 単勝
馬連 ワイドボックス
6ー7 大本線 厚め
三連単 二頭軸マルチ
