札幌記念〜伏兵の存在〜

おはようございます。
本日は札幌記念です。

G1馬が多数出走でG2にしてはメンツも豪華に。

しかしこの札幌記念。
不思議なことにG1馬や1番人気馬がなかなか勝利出来ない。
G1馬ではなくてもG1馬に対抗できるのがこのレースである。

そんな今回のレースの本命は、

◎クルーガーである。
現在33倍9番人気と人気落ちしている。

元々はマイル路線で戦っていたが、騎手の助言により距離延長へ。
すると前走のオーストラリアG1では2着。しっかり結果を残した。

海外競馬に参戦し本格化を迎えた。

そして何と言っても絶好枠を引き当てた。
現在の札幌がCコース替わりで内有利となっていること。
そしてこの馬自身も内枠に入った時の激走率が高い。

洋芝特有の時計がかかる馬場にもなっており、ダート出身で海外競馬場のゴリゴリ重馬場で結果を残したクルーガーには追い風。

瞬発力系の馬が伸びを欠く中で、伸び脚を1番魅せるのはこの馬と見た。
今は亡き 父 キングカメハメハの名にかけてG1馬を負かしにかかる。

◎クルーガー
○ブラストワンピース
▲フィエールマン
△ワグネリアン
△ランフォザローゼス
△サングレーザー
△クロコスミア
👓ナイトオブナイツ

○ブラストワンピースは、凱旋門賞に向けた叩き台。
休み明けになるものの、天栄での調整で状態の不安はない。
力を要する時計のかかる馬場も、まさしく有馬記念のよう。休み明けだろうが、最内枠がどうのこうの言われているが、研究家の僕から言わせてみればこの条件で買わないならいつ買うんだという程である。
そして最大のトピックが鞍上は川田将雅に乗り替わったこと。
力があるから！！と単純に外を回すコース取りをして届かない位置からの競馬が続いた。
池添の大外ぶん回し作戦から解き放たれたこの馬がどう力で押し切るかが楽しみ。

同じく凱旋門賞へのステップレースとして参戦する▲フィエールマンは距離短縮で持ち前のスタミナとスピードが活かせるか。
ダービー馬△ワグネリアンは渋った馬場も歓迎であり休み明けでも押さえておく必要がある。ただ、古馬G1大阪杯3着はイン伸びの恩恵があり今回はイン伸び馬場で外枠。どこまで詰め寄れるか。
△ランフォザローゼスは見事内枠を引き当て今回好位からのレース運びができそう。
大舞台での成績は振るわないように見えるが、東京競馬場の園芸マジックによる前残り馬場効果がこの馬の本質を閉じ込めた。今回馬場とコースが一転すること、ブラストワンピースと同じくハービンジャー産駒であること、好材料が多い。

内枠に入ったら◎にも名乗りを上げていたクロコスミアは痛恨の大外枠。
馬場はマッチするがやはり展開がいつもよりキツくなるので△。
昨年覇者の△サングレーザーは完全に安田記念を取りこぼしてしまったイメージ。その鞍上が継続なのはプラスに思えず。適性はあるが△まで。

そしてお待ちかね
👓ナイトオブナイツ
単勝オッズ154倍14番人気であり妙味は申し分無し。
札幌記念におけるハービンジャーの内差しは鉄則。
ブラストワンピースを降ろされた池添謙一が鞍上。
この池添謙一という男。
勝手な僕の印象ではあるが、グランプリ男と呼ばれるほどの勝負強さもあるが、良くも悪くも自分がこうだと思ったらそのやり方を突き通して結果を証明していくスタンス。

ブラストワンピースを見ていると分かるのだが有馬記念のインタビューではやっとこの馬の強さを証明できました！！と喜びに溢れていたものだった。
この馬はこのレース運びの仕方が強いんだ！！！そう思った池添は内伸び馬場にも関わらず大阪杯で大外ぶん回しをやってしまうのである。

このように勝ちたいが裏目に出て意思を強く持ちすぎてしまうところがあり、悪い結果をもたらしてしまうことがあるのだが、今回この負けず嫌い精神が好転するのではないかと思っている。

というのもブラストワンピースの鞍上替わりに関してはあの騎乗っぷりがあってのこともあるが、人一倍ブラストワンピースのことを考えていたことは事実であり、今回の乗り替わりはショッキングな出来事。
オルフェに凱旋門賞本番で乗れなかった時と被る。

キューブラロスの受容過程といって、人は喪失を体験した時に5つの段階を歩んでいくと言われている。
今、池添は最後の段階である受容に辿り着いており、まさに逆襲を虎視眈眈と狙っているに違いないと僕は思う。

この過剰なまでの負けず嫌い精神が火種となり、
ブラストワンピースの強みも弱みも一番知る男が北海道を得意とする調教抜群の内枠差し馬に乗るのだから人気傾向のデータなんて一旦忘れて狙ってみる価値はあると思う。

男を見せる時ではないか。

◎クルーガー 単勝

馬連、ワイド流し
◎ー○▲△👓

3連単2頭軸マルチ

以上！